しし座 Leo(レオ)
しし座について
しし座は黄道十二星座のひとつで、春の夜空に見ることができます。
勇者ヘラクレスと戦った不死身のライオンを描いたのが「しし座」。
しし座には白く輝く1等星の「レグルス」があり、形もはっきりしていて見つけやすい星座です。
レグルスには「小さな王」という意味があります。
春の大三角
「うしかい座」の明るくオレンジ色をした1等星アルクトゥールス
「おとめ座」の白色の明るい星1等星スピカ
そして「しし座」の2等星デボネラがあり
この3つを結ぶと「春の大三角」になります。
しし座の探し方
3個しかない春の1等星のひとつ、しし座「レグルス」があり、この星を見つければ簡単に星座が見えます。
獅子の心臓の部分にある1等星「レグルス」と2等星「デボネラ」を結んで、レグルスから上に「?」マークを裏返したような形をした6個の星「ししの大がま」を見つけると全体像が浮かび上がります。
デボネラは「ししの尻尾」という意味です。
しし座の神話
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの12の困難の最初の冒険で「ネメアの獅子退治」に出てくる不死身のライオンがしし座の由来。
ネメアの森に棲みつくライオンは、よろいのような硬いうろこを身につけた怪物で、昼夜を問わずうろつき人間や家畜を襲っていました。
このライオン退治に向かったものは誰一人帰ってきませんでした。
困った村人の祈りで大神ゼウスは英雄ヘラクレスを獅子退治へ向かわせます。
ヘラクレスは自慢の矢を放つのですが矢も跳ね返す硬いうろこに覆われていたため、跳ね返されてしまいました。
次に旅の途中で作ったオリーブの大木のこん棒をライオンめがけて振り下ろします。
しかし、こん棒がふたつに割れて壊れてしまいます。
そこでヘラクレスはライオンにとびかかり、自慢の怪力でライオンの首を三日三晩絞め続け、ようやく仕留めることができました。
ゼウスはヘラクレスの功績をたたえて、ライオンを天にあげて星座にしました。
英雄ヘラクレスはこのライオンの皮をはぎ取り、大事な時には必ず身にまとったと言われています。
星占いでのしし座(獅子座)♌
7月23日〜8月22日生まれの人は黄道十二宮では「獅子座」になります。
獅子座は5番目の宮で獅子宮(ししきゅう)
獅子座の特徴
⭐獅子座の人は、自信に満ちた、堂々とした、熱心で情熱的です。自分自身を最優先に考え、非常にプライドが高い一方で、寛大で慈悲深い所もあります。
⭐ライオンのような力強さ、華やかさを持ち、百獣の王にふさわしく威厳に満ちた孤高の人。プライドが高く目立つことが大好きで周りから注目されることで力を発揮します。
⭐誇り高くリーダーシップがあり、サクセス精神も旺盛です。
⭐正義感も強く堂々としており、とても頼りがいがあります。
⭐自分に厳しいですが、他人には寛大で慈悲深いことがあります。家族にも非常に献身的で、家族を全力で守ります。
⭐何事にも努力を惜しまず、バイタリティーを勇気に富みますが、百獣の王たるがゆえに支配欲が強く、時に高慢な一面が顔をだすことも。
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