冬の星座のふたご座 Gemini(ジェミニ)
二つの明るい星からつらなる星座で見つけやすいです。
ふたご座の探し方、ギリシャ神話、星占いについて解説してみたいと思います。
ふたご座について
冬の宵、頭上を見上げると明るい二つの星が仲良く並んで輝いているのが見えます。
双子の姿を描いた「ふたご座」になります。
白っぽく少し暗めの1.6等星の星が兄のカストル、オレンジ色で明るめの1.1等星の星が弟のポルックスです。
この二つの星は明るいので肉眼で見ることができます、明るさと色合いの違いから簡単に見わけもつきますよ。
日本では「金星、銀星」と呼ぶところもあったそうです。
ふたご座の探し方
冬の大三角(ベテルギウス、シリウス、プロキオン)を見つけプロキオンの近くに二つの星が並んで見えます。
ふたご座全体は二つの星の並びで形作られているのでカストルとポルックスからたどってみるのもいいですね。
明るい星や目印も多いので、見つけやすい星座です。
ふたご座流星群
毎年12月14日ごろに見られる「ふたご座流星群」
カストルのすぐ近くを中心として星が四方八方に広がって飛ぶように見えます。
条件が良い時には1時間に数十個の流れ星が見ることができます。
ふたご座の神話

ギリシャ神話には、ふたご座にまつわる二人の英雄の物語があります。
スパルタ王妃レダと大神ゼウスの間に生まれた双子の兄弟にに由来しています。
兄のカストルは人の子、弟のポルックスはゼウスの血を引き不死身の体を持つ神の子でした。
兄弟はとても仲が良く力を合わせて多くの功績を上げ戦い、勇者へと成長しました。
しかし、いとこ同士の戦いが起こり、カストルは敵の矢に当たってしまい命を落としてしまいます。
ポルックスはいとこの兄弟と戦いカストルの仇をとりました。
そして、ポルックスは深く悲しみ兄と共に死の国で暮らすことを強く望み、深い兄弟愛を感じた大神ゼウスは二人を星座にし、天の国と死の国の二つに住まわせることにしました。
仲の良い双子の話は悲しいですが、好きなお話です。
星占いでのふたご座 ♊
☆向学心、好奇心が強く行動力があり、頭の回転も早い。
☆情報収能力に優れ、何事に対しても臨機応変に対処することができる。
☆コミュニケーション能力が高く話好き、表現力豊かで自分の体験や知識を面白く伝えることが得意。
☆さまざまなことに興味を持って話題が多い反面、飽きっぽく落ち着きのないおとこもあります。
☆興味の対象が次々に変わることも。
☆神話では双子であることから、意外な二面性をもつこともあります。
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