さそり座の神話や探し方、星占いについて解説

さそり座 Scorpius(スコルピウス)

目次

さそり座について

さそり座は黄道十二星座のひとで、夏の代表的な星座です。

尾に毒針を持つ大サソリの姿を現した星座。

さそり座には赤く輝く1等星「アンタレス」があります。

冬のオリオン座と並んで形の美しい星座として人気もあります。

アンタレスについて

ギリシャ語では

ギリシャ語で、その赤さから「火星に似たもの」「火星に対抗するもの」と呼ばれ、「アンチ・アーレス」という言葉からきてきます。

アーレスはギリシャ語で「火星」や「戦いの神」の名前で、英語ではマーズと聞き覚えのある呼び名です。

アンチは「対抗する」という意味。

日本では

赤星」「南の赤星」や「S」字の星の並びで釣り針に似ていることから、「魚釣り(うおつり)星」とも呼ばれていました。

他にも日本では「酒酔い星」など呼ばれる地方もあり、「かごかつぎ星」「豊年星」の名で呼ばれる所もあります。

アンタレスとその両脇の星で、ひらがなの「へ」の字を天秤棒に見立て、重い荷物を持ってアンタレス真っ赤な顔をしているのを表していたそうです。

アンタレスの寿命

アンタレスはもうすぐ星の寿命が終わりを迎えようとしている星赤色超巨星と呼ばれています。

いつ超新星爆発を起こしてもおかしくない星で太陽直径の約700倍もあります。

アンタレスを太陽の位置に置くとすると、太陽系の木星までの軌道が入ってしまう大きさになります。

さそり座の探し方

夏の夜空の低めにかかる星座で、南寄りの視界が低く開けた場所でよく見えます。

1等星「アンタレス」を目じるしに、星をたどっていくとアルファベットの「S」字型に星が並んでいるので、姿を描くことができます。

アンタレスは1等星なので都会の夜空でもすぐに見つけられると思います。

さそり座の神話

おごれる狩人のオリオンを毒針の一撃で葬った、大きなサソリがさそり座です。

オリオンはたぐいまれな美しさと、たくましさをそなえた巨人族でした。

母親はアマゾンの女王エウリュアレ、父親は海の大神ポセイドンといわれ、海の中を歩く能力も持っていました。

人々の人気者でしたが、どんな獲物も仕留めることができると、毎日のように自慢していました。

ある日、大地の女神ガイアは毎日獲物を与えているのに狩りができるのは自分の力だとうぬぼれ、感謝をせず、自分の自慢ばかりするオリオンに怒ります。

そこで猛毒を持った大サソリを遣わしました。

オリオンが歩いていると地面が割れ大サソリが現れます。

驚いたオリオンは足で踏みつぶそうとしますが避けられ、オリオンは大サソリに足を猛毒の針で刺されます。

サソリの猛毒がたちまち体中にまわり、さすがのオリオンも猛毒にはかなわず苦しんで死んでしまいます。

大地の女神ガイアはこの手柄を立てた大サソリを天に上げました。

のちにオリオンも星座になりますが、今でもサソリを恐れているため、さそり座が空に昇るとオリオ座が沈んでしまうのはこのためだと言われています。

星占いでのさそり座(蠍座)♏

10月24日〜11月22日生まれの人は黄道十二宮では「蠍座」になります。

天秤座は8番目の宮で天蝎宮(てんかつきゅう)

蠍座の特徴

⭐隙をついてオリオンを射止めた大サソリのように、集中力、洞察力と忍耐力に優れています。

⭐控えめで表情が分かりにくいため、何を考えているのか悟らせないミステリアスな雰囲気の持ち主です。

⭐自己主張は控えめですが、自我と信念を心の中に持っていて大きな野望も持っていることも。

⭐目的意識が強いのでこれと思うことを見つけると、そのことに集中し、何があっても諦めずとことん極めていける。

⭐賢明で洞察力があることから物事の本質を見抜くことができ、自分自身や周りの人たちにとっての最善の選択肢を見つけることができます。

⭐忠実で信頼でき友人や家族に対して、常に愛情を持って接し、信頼すると全面的な支援が与えます。

⭐一度心を許した相手に誠意を尽くしますが、嫉妬が深く、敵とみなすと攻撃的な面をみせることも。

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